60歳からの転職 介護職員 古川さん
スタッフボイス― Case2
60歳からの転職―自営業から介護業界へ
平成28年に入職し、定年を経て、現在は週4日の嘱託職員としてグループホーム古田のおうちで働く古川喜代美さん。前職は、ご主人と共に店舗を構え、仕出し弁当サービスを30年近く行っていました。
お店を引退した後、分野の違う仕事で新しい知識を得たい、という思いから介護福祉の世界へ。サービス付高齢者住宅で2年間ほど働いた後、もちもちの木へ就職しました。
まさか、自分が介護の道に進むとは全く思っていなかった、という古川さん。もともとよく動くタイプだそうで、仕事のほか、自身の親の介護、孫の世話に加え、月2回、庚午のおうちの『庚午カフェ』にて食事作りのボランティアも行うなど、常に活動的です。
もちもちの木の地域コミュニティ支援事業などに参加すると、某市福祉課長だった古い友人が、かれこれ20年程前に「これからの福祉は、地域に密着した活動をしないといけない」と言っていたことを思い出す、といいます。「当時はそのような環境もなく何もできなかったのですが、図らずも現在、そのような活動をしている。不思議な縁です」と、古川さん。
型にしばられずに自然体で寄り添うケア
もちもちの木の理念である『寄り添う』ことは、利用者さんと『自然に接する』こと。
ある時、古川さんがいつもどおりに仕事をしていると、利用者さんから「(あなた達スタッフが)口だけか、そうでないか分かるよ」と言われたそうです。
「スタッフがみな利用者さんに対し、日常生活に寄り添い、自然に接することができる穏やかな雰囲気が、もちもちの木にはある」と話します。
「生涯現役で活動していきたい」という古川さん。今年3月、実務期間を経て介護福祉士に合格。現在は福祉住環境コーディネーターの資格取得を目指して勉強中です。
2018年8月末現在
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