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80代パート勤務 調理員 藤井さん


スタッフボイス ― Case5

はじめての履歴書

スタッフ藤井さん  デイサービス古田のおうちで、2019年8月から毎週木曜日にパート勤務で調理を担当する藤井幸子さんは、現在81歳。もちもちの木で80代の方を採用するのは初めてのことです。
  お住まいの庚午からは自転車で通います。勤務の木曜日に合わせ事前に食材の購入も自転車で行い、古田のおうちでも利用者の多い当日に、およそ14〜15人分の食事の準備をしています。

  古田のおうちで働くことになったきっかけは、地域の老人会に出席していた際に、会長から「古田のおうちで調理員を探しているから、やってみてくれないか。普段家で作っているような家庭料理を提供できれば良いから」と打診を受けたこと。毎日、忙しく趣味の活動を行っているけれど、週1回位ならできないこともないな、と思ったことがご縁だったそうです。
 7年前に亡くなったご主人の印刷会社の手伝いをしていたことはあるものの、外で働いたことがなかったという藤井さん。履歴書を書いたのも生涯で初めてだったと笑って話します。

 不安は無かったかと尋ねたところ「新しいことをやる時は不安はあるが『そんなものだ』と思って苦にしない。元来、楽天的な性格なんでもやってみたい、好奇心旺盛なんです」と藤井さんはいいます。

 仕事としての調理は初めてですが、利用者さんのことを考え、ご飯やおかずを柔らかめにしたり香辛料などの刺激物は通常よりもかなり抑え気味にして作っているそうです。
 食事を提供する際には、美味しく食べてもらえるか、満足してもらえるか不安はある、という藤井さん。完食して「美味しい」と言ってもらえるとやはり嬉しいし仕事にやりがいがある、と話してくれました。

無理なく働ける範囲でやりがいを感じる仕事ができる

スタッフ藤井さん 前記の”趣味の活動”とは、週5回のプール、週1回の歩く会、週1回の地域の体操教室、ご自身が代表を務める月2回の体操クラブ、さらには週1回の英会話教室に通っているということで、パワフルでアクティブな生活を送っていらっしゃいます。
 ここまで活動的に動ける理由をたずねたところ「とにかく昔から動くのが好き。休みの日もじっとしているよりはとにかく動いていたいんです」という藤井さん。38歳から33年ほど趣味で登山をされ、71歳で膝を悪くされてからは10年ほどプールに通っており現在に至るのだそうです。

 今後の目標は、「今のままがちょうどいい。もちもちの木でも働ける限りは働いて現状維持できるようにしたい」とにこやかに話してくれました。

 

2020年1月末現在

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